B’z / 銀の翼で翔べ

こんにちは、wkです!

前回・前々回は曲紹介ではなく

「アルバムを一枚通して聴く上で大切なポイントとは?」

というテーマで記事を書かせて頂きました★

これは僕がアルバムを聴く上でかなり重要視していることで

他の皆さんにとっても価値観が変わる内容だと思いますので

まだ読んでいない場合はぜひチェックしてみてくださいね!

ということでまた曲紹介に戻りたいと思います。

今回ご紹介するのは

「Brotherhood」の6曲目に収録されている「銀の翼で翔べ」です。

この曲は「Brotherhood」というアルバムの中で一番ポップな曲ですね。

ポップというとJ-POPみたいなキラキラした爽やかな曲を思い浮かべそうですが

このハードロックアルバム「Brotherhood」に入ってるポップは一味違います^^

具体的に

この曲のポップさとはずばり”ブラス”です!

ブラスというのは金管楽器を指します。

たとえば、トランペットやホルン、トロンボーンなどですね。

ゴリゴリのハードロックサウンドの中に

ブラス楽器の元気で軽快な音が混ざると急にポップさを増すんです。

初めて「銀の翼で翔べ」を聴いた時

その異色な音のコラボにときめいたものです^^

そして、ブラスだけがポップさを担っているわけではなく

松本さんの作曲センスやギターのフレーズ、メロディーの付け方

稲葉さんの絶妙な言葉選びが、より曲のポップさを引き立たせています★




歌詞の内容は

【社会風刺と自己啓発】

でしょうか。

1曲目の「F・E・A・R」も自己啓発ソングなのですが

根本的に違った面からのアプローチになっています。

「F・E・A・R」は自分自身に燻ってるものを刺激していく感じですが

「銀の翼で翔べ」はそこに社会風刺が入ってきます。

まずAメロでは稲葉節全開の痛烈な物言いから始まります。

”人ごとじゃない 社会情勢引き合いに出して説教モード

ハシで人を指しながら赤い顔をしてる

この国はもうダメだ これが口ぐせで

自分で自分をけなして 満足してハイ終しまい”

出だしの歌詞がこれですからね(笑)

ここだけ読むとなんだか嫌な感じなのですが

続くBメロではそんな皮肉の後にこう言うのです。

”わかるよ 気持ちは… でもそろそろ この店を出ようよ”

そこからサビに繋がり

”We’ve got the wing 銀色に光る翼広げ 僕と行きましょう

どうでもいいじゃすまされない 大事なものを大切にできるかい?

銀色・ハードな色・とってもsweet”

とっても鮮やかな展開ですよね!

最初は何だか嫌な感じだったのにサビが終わる頃にはちょっと勇気が湧いてきませんか?

自己啓発でありながら応援歌でもあるようですよね♪

そしてなんといってもラストの

”銀色・ハードな色・とってもsweet”

という言葉遊びが非常に面白いなぁと感心します。

ちなみに1番では銀色は「ハードな色」と歌われており

2番では「勇気の色」、ラストサビでは「自立の色」とされています。

それぞれのサビの歌詞の内容によって銀の意味が変わるんです。

面白いですね~^^

この「銀」という色の解釈には色んな意見がありますが

僕は【銀は錆びない】から選ばれたんじゃないかと思っています。

現状を変えることや自立することは

かなりハードで勇気のいることだけど

錆びない銀の翼があれば、いつだって何度だって翔べる!

”We’ve got the wing”

(俺たちはもう翼を持ってる)

誰もが必ず持ってる最高の装備こそが

銀の翼なんだろうなという解釈です。

ポップに隠された力強いロックなメッセージ。

B’zの「銀の翼で翔べ」ぜひ聴いて感じてみて下さい!

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