B’z / SKIN

こんにちは、wkです!

前回はアルバム「Brotherhood」の8曲目に収録されている

「流れゆく日々」をご紹介させて頂きました!

ということで、今回は9曲目に収録されている

「SKIN」について書いていきたいと思います!

アルバムも折り返し地点を過ぎて

いよいよラストに近づいてきた9曲目。

雰囲気は4曲目の「ながい愛」のような

ダークでヘヴィなギターリフにストリングスが絡み合う

色気に満ちたハードロックナンバーとなっています。

これまたマニアックな曲なのですが

僕はアルバムの中でかなり好きな曲だったりします★

好きなポイントは色々あるのですが

そんなことよりも何よりもまずこの曲

めちゃめちゃカッコイイんですよ!笑

ギターフレーズや音作りなどに関しては

ヘヴィメタル寄りのハードロックという感じで

モダンの要素もちょこっと入っているかなと思います。

とにかく細かいところまで緻密に練られた構成で

文句のつけどころが全くない隠れた名曲ですね。

そして歌詞を読むとさらに曲の良さ・理解度が深まります。




歌詞の内容は

【一途な男の心情】

のようなものが歌われています。

“のようなもの”と書いたのは

この歌詞を一言で表す良い言葉が思いつかなかったからです^^;

タイトルについてる「SKIN」は「皮膚」という意味で

それを踏まえて歌詞を読むとソッチ系の捉え方をしてしまうのですが

この歌詞で伝えたい本質的なこととはそれではないと思うのです。

”戻れないと分かっていても この心 止められない

振り返れば景色は遠ざかり もっと強く 魂寄せあう”

歌詞を読めばわかる通り

“気持ち” じゃなくて “心” とか “魂” って出てくるんですよ。

そして2番のサビでは

”混ざり合いたい絵具のように 鮮やかな光を放ちながら

取り去ってしまおう息を重ね合って 二人を分かつ境界線を”

と歌われています。

ここが非常に厄介な歌詞ですね。

普通に読むと体の繋がりを連想してしまうと思います。

もちろん、そういった意味もあるのだと思います。

でも、きっと本質的な部分はそこではなくて

心や魂で繋がりたいという欲求なんじゃないかなと。

ラストサビでは

”溶けてしまおう目を閉じないで これ以上なにも失わないように

歓びで哀しみを包む覚悟をしよう ためらわないで進んでゆける

夢の燃える方へ”

ここで注目したいのは

”歓びで哀しみを包む覚悟をしよう”

という部分です。

言い回しにもですが、使われている漢字も興味深いです。

“喜び” でなく “歓び”

“悲しみ” でなく “哀しみ”

どちらも意味合いは同じですが、レベルが違いますよね。

歓ぶというのは歓声などに使われます。

これは一緒に喜ぶということです。

哀しむというのは喪失感・虚無感に近い感情だと思います。

そう考えると、一気に歌詞の意味が変わってきませんか?

では何故「SKIN」なのか?

僕が思うにこの答えは少し前のこの歌詞にあると思います。

”取り去ってしまおう息を重ね合って 二人を分かつ境界線を”

境界線こそが [SKIN=皮膚] なのではないでしょうか。

それを取り去りたい。

つまり、心や魂で繋がりたいということだと解釈してます。

さっき【一途な男の心情】と書きましたが

今こうして文章を打ちながらちょっと違うなと思いました。

とすると、改めてこの歌詞を表すとしたら

【境界線を超えるための一歩を踏み出す覚悟】

が歌われていると思います。

体の関係よりもはるかに超越した絆。

それは想像以上に重く、時に辛いものかもしれない。

けれど、そんなことをいとわずに混ざり合い溶け合う覚悟。

この歌詞はそんな主人公の固い決意が描かれたものだと思います。

「SKIN」

表面に惑わされずに聴いてみて下さい!

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