公明党の佐々木さやか参院議員が
2018年3月5日の国家中継で
NHKに対して質疑をしました。
今回はその具体的な内容と一緒にその件について
佐々木議員が熱くなる理由やNHK側の回答などを調べてみました!
佐々木さやかの質疑
まず今回話題に上がった佐々木議員の質疑が以下になります。
NHKは総務省の指針に基づいて
字幕付与可能な全ての放送番組について
平成29年度に字幕放送を100%達成する目標を掲げている。
ここに国会中継も含まれますが、達成ができていない。
平成29年度に100%達成率を目指しているということは
これは早期に実現をしなければいけないと思う。
というのが佐々木議員の質疑になるのですが、一言で表すと
『全ての番組に字幕をつけてください』ということですね。
テレビ番組の字幕化というのはテレビを見る方からしてみれば
当たり前のような気がしますが、実はまだまだ100%ではないんですね。
そして、この質疑の中で最も注目すべきは
ここに国会中継も含まれますが、達成ができていない。
という部分ではないでしょうか。
実際この質疑も国会中継の中でされたわけですが
当然のごとく字幕化はされていません。
確かに国会中継に字幕が付いたとしたら
視聴者は非常にわかりやすいですよね!
ですが、なぜ佐々木議員はそこまでしてこの質疑をしたのか。
それにはこんな理由がありました。
聴覚障害者の言葉
先ほども書いたように、昨今のテレビ番組を見れば
NHKに限らずほとんどのテレビ局の番組で字幕はついており
ほとんどの人にとってそれが当たり前になっていますよね。
では実際にNHKの番組がどれほど字幕化されてるかというと
なんと97.4%にも及びます。
筆者としてはこれでも十分のような気もします。
しかしながら、すき間が2.6%あり
そこに国会中継も含まれているわけですね。
そして佐々木議員は100%を要求していますが
その中でも国会中継の字幕化を強く望んでいます。
その理由は聴覚障碍者の一言にあったそうです。
【国会中継見たよ。でも何を言ってるか全然分からなかった】
この方こそが聴覚障害者だったそうです。
そして佐々木議員はこう言います。
聴覚に障がいをお持ちの方の為にも
国民の知る権利を守る為
是非、国会中継に字幕を入れて頂きたい
なるほどですね。
こういった経緯を知ることで佐々木議員の気持ちもわかってきますね。
対するNHK側の回答
この佐々木議員の質疑に対して
NHKの上田会長はこのように回答しました。
現時点の技術では
国会審議を正確に伝えきれない懸念がある。
しかし早期に解決できるように努力をしていく。
とのことなのですが
確かにリアルタイムで行われる国会中継に字幕をつけるのは
考えている以上に難しい問題だと思います。
それこそ
誤った字幕を出してしまったら目もあてられません。
しかし技術の進歩というのは目覚ましいですから
数年以内には国会中継の字幕化も実現しているかもしれませんね。
今後どうなっていくのか注目が集まります。