天皇賞(春)2019優勝のクリストフ・ルメール 8大競走を制した彼の競馬への情熱とは?

今日は先日の天皇賞(春)2019を見事優勝し、
JRAの8大競走(G1)全てを制覇した騎手(史上3人目)
クリストフ・ルメールについて書いてみようと思います。

クリストフ・ルメール プロフィール

本名 クリストフ・パトリス・ルメール(Christophe Patrice Lemaire)
誕生日 1979年5月20日(39歳:2019年4月現在)
出身 フランス
身長 163 cm
体重 53kg
血液型 B型

所属 日本中央競馬会(JRA)
所属厩舎 フリー

クリストフ・ルメール 略歴(フランス編)

彼のお父さんパトリスのアドバイスにより、
競馬学校ではなく一般の高等学校に進学。

週末に厩舎で騎乗技術を磨いて、高校卒業後の
1999年にフランスの騎手免許を取得し騎乗を開始する。

2003年にフランスリーディング7位、
同年のフランスG1パリ大賞で優勝。

2002年、JRAの短期免許を取得しJRAでも騎乗を開始。
2006年のドバイシーマクラシックではハーツクライで優勝。
フランスのサンクルー大賞ではプライドでも優勝。

2008年、サンタラリ賞で連覇。
2009年、プール・デッセ・デ・プーリッシュをイリューシヴウェイヴで制し、
サンタラリ賞をスタセリタで、イスパーン賞をネヴァーオンサンデーに制する。

クリストフ・ルメール フランスからの来日

2004年、ダンスインザムードで天皇賞(秋)、
マイルチャンピオンシップともに2着。
コスモバルクでジャパンカップ2着。

2005年、ダイワメジャーでマイルチャンピオンシップ2着。
ハーツクライでジャパンカップ2着などがあるが、
JRAの重賞勝利には恵まれていなかった。

しかし2005年の有馬記念でハーツクライに騎乗し、
無敗の三冠馬ディープインパクトに初めて土をつける大仕事で、
初重賞勝利をGIで獲得。

2007年、統一JpnIの川崎記念をヴァーミリアンに騎乗して制し、
愛知杯をディアデラノビアに騎乗して制す。
この勝利で中央通算100勝を達成。

2008年、エリザベス女王杯をリトルアマポーラで優勝。
ジャパンカップダートをカネヒキリで優勝。
続いて東京大賞典と川崎記念をカネヒキリで優勝。

2014年に先述のアーガー・ハーン4世との優先騎乗契約を打ち切られ、
日本への移籍を望み、JRA騎手免許試験の受験を決意。

クリストフ・ルメール 日本への移籍後

2015年、JRAの騎手免許試験を初めて受験し合格。
同時に合格したミルコ・デムーロと共に、
外国人として初めてJRAの通年免許を取得した。

2015年2月27日、調整ルームでTwitterを使用し、
JRA通年免許取得後のデビュー戦となった3月1日の
阪神競馬場で騎乗予定の6鞍は全て乗り替わり、
3月1日から3月30日まで30日間の騎乗停止。





2016年、JRA移籍後初めてフランス競馬で騎乗。
フランス(GII)ニエル賞でマカヒキに騎乗。結果は5頭立て1着。
10月2日、凱旋門賞でもマカヒキに騎乗したが14着。

11月6日、最終12Rをペプチドウォヘッドで制して1日8勝をマーク。
2002年12月7日に武豊が阪神でマークしたJRA最多タイ記録に並んだ。

2017年、ヴィクトリアマイルから日本ダービーにかけて
O.ペリエ以来となるGI3週連続勝利を成し遂げた。

その時の騎乗馬は

ヴィクトリアマイル:アドマイヤリード
オークス:ソウルスターリング
ダービー:レイデオロ

JRA年間勝利数は最終的に199勝をあげ、外国人騎手として
初めてJRA全国リーディングジョッキーに輝いた。

2018年、桜花賞をアーモンドアイで優勝。
この勝利により、武豊、蛯名正義に続きJRA主催の牝馬限定戦GI

阪神ジュベナイルフィリーズ
桜花賞
優駿牝馬
秋華賞
ヴィクトリアマイル
エリザベス女王杯

の6レースの完全制覇を達成した。

また優駿牝馬も同じコンビで制し、
同日迎えた39歳の誕生日に華を添えている。

10月14日の秋華賞も同じコンビで制して同一年の牝馬三冠騎手となると
菊花賞(フィエールマン)・天皇賞(秋)(レイデオロ)・
JBCスプリント(グレイスフルリープ)を制し、
史上初4週連続GI制覇を成し遂げた。

11月25日のジャパンカップを再びアーモンドアイで制し、
JRA騎手としては最多の年間GI8勝を達成した。

年間215勝という驚異的な記録を打ち立てるなどの活躍により
同年の騎手部門を独占し、騎手大賞を獲得。
さらにMVJも受賞し、『騎手4冠』を達成した。

~Wikipediaより~

クリストフ・ルメール 完全制覇の8大競争とは?

JRAの指定する8大競争とは、

3歳馬のクラシック5競走
(五大競走あるいは五大クラシックという)

桜花賞
皐月賞
優駿牝馬(オークス)
東京優駿(日本ダービー)
菊花賞

に古馬の天皇賞(春・秋)有馬記念の3競走を
加えた8つの競走となり、今回の天皇賞(春)2019を
フィエールマンで制したことにより、
ルメール騎手の完全制覇が叶いました。

【備考】
なお、宝塚記念とジャパンカップ、あるいは天皇賞(春・秋)を
まとめて1競走として、宝塚記念、ジャパンカップと1976年創設の
エリザベス女王杯を加えて「十大競走」とする意見があり、
一部競馬関係誌などでも十大競走という表現もあった。

~Wikipediaより~

クリストフ・ルメールのGI・JpnI勝利馬たち

・有馬記念
ハーツクライ(2005年)
サトノダイヤモンド(2016年)

・エリザベス女王杯
リトルアマポーラ(2008年)

・ジャパンカップダート
カネヒキリ(2008年)
ベルシャザール(2013年)

・ジャパンカップ
ウオッカ(2009年)
アーモンドアイ(2018年)

・阪神ジュベナイルフィリーズ
メジャーエンブレム(2015年)
ソウルスターリング(2016年)





・NHKマイルカップ
メジャーエンブレム(2016年)

・菊花賞
サトノダイヤモンド(2016年)
フィエールマン(2018年)

・ヴィクトリアマイル
アドマイヤリード(2017年)

・優駿牝馬
ソウルスターリング(2017年)
アーモンドアイ(2018年)

・東京優駿
レイデオロ(2017年)

・秋華賞
ディアドラ(2017年)
アーモンドアイ(2018年)

・桜花賞
アーモンドアイ(2018年)
グランアレグリア(2019年)

・安田記念
モズアスコット(2018年)

・天皇賞(秋)
レイデオロ(2018年)

・JBCスプリント
グレイスフルリープ(2018年)

・皐月賞
サートゥルナーリア (2019年)

・天皇賞(春)
フィエールマン(2019年)

懐かしの名馬たちから現役の実績馬まで
盛り沢山ですね!

クリストフ・ルメール 競馬への情熱

お父さんのパトリスが障害競走のジョッキーで、
幼い頃から馬とは親しんでいたというルメール騎手。

最初はポニーに乗って楽しんでいたそう^^

早く本当の馬に乗ってスピードを出したい、
ジョッキーになるんだという想いもあったようですが、

彼が10歳の時、お父さんの引退とともに、
しばらく競馬熱は冷めてしまったそうです。

14歳の頃、お父さんに父に内緒でこっそりと
競馬新聞を見ていたというのも競馬に対しての
情熱がとても熱かったのでしょうね^^

その後、ジョッキーになり、アメリカ・ドバイ・
インドと修行に行き、さまざまな経験を積むことで、
レーニング方法や騎乗の仕方を学んだようです。

ずっと、
「チャンスがあれば日本にも行きたかった」
と話していたルメール騎手。

しかしながら、当時の日本は条件が厳しくて、
実績がないと免許が下りなかったらしく、
フランスでいい成績をあげて基準を満たし、
すぐにJRAに短期免許を申請したそうです。

落馬で負傷した時でも、ポジティブな考え方で、
入院の期間を利用して日本語を勉強していたそうです。

レースを離れ、プレッシャーから解放されて、心身ともに
リフレッシュし再スタートが切れるという感じで、全てが
良い方向に向かうような考え方の持ち主でもあるようですね^^

まとめ

ルメール騎手は本当に競馬に対しての情熱が熱く、
向上心もとても高いジョッキーで、自分が上手くなるためには
決して努力も惜しまないというスタイルで、NO.1ジョッキー
にまで昇りつめてきたようですね!

他人から見れば、物凄くストイックに努力をされている
ようにも思えますが、ルメール騎手にはそれが

「普通」
(やりたいことをやっているだけ)

のようですね^^

今年もすでに「ルメール旋風」が巻き起こっていますが、
今後も更にご活躍されることでしょうね。

益々のご活躍、
心より楽しみにしています!

ご家族との時間をとても大切にされている方のようですので、
ご家族ともにお幸せに♪

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