B’z / その手で触れてごらん

こんにちは、wkです!

前回はアルバム「Brotherhood」の6曲目に収録されている

「銀の翼で翔べ」をご紹介させて頂きました!

ということで、今回は7曲目に収録されている

「その手で触れてごらん」について書いていきたいと思います!

この曲はポップな「銀の翼で翔べ」とは対照的にダークで怪しい雰囲気の曲です。

たとえるなら、地下室に向かって螺旋階段を下りていくような感じがしますね。

アルバムとしても「その手で触れてごらん」から一気にコアな世界観に入ります。

正直、かなりマニアックな曲の一つだと思うのですが

ダークながらもテンポが良く、メロディ(特にサビ)が秀逸なので

なんだか妙に癖になる一曲だなぁと改めて思います。

時間にして3分半もない短い曲なので

ギターソロもかなりコンパクトなのですが

このギターソロがまた不思議というか

「何弾いてるのかよくわからない」感じが堪りませんw




歌詞の内容は

【疑心暗鬼】

について歌われています。

この「疑心暗鬼」というキーワードは歌詞の中にも登場します。

”恋に落ちていけば 疑心暗鬼 被害妄想

あらぬ想像だけが膨らんでって そのうち弾ける”

とにかくこの歌詞に出てくる主人公は恋愛に臆病で

人の目をやたら気にしたり被害妄想に憑りつかれています。

ちなみに2番の出だしでは

”イケない イケない 簡単に信じちゃいけない

いつだっけ リンダもそう注意してくれたっけな”

という歌詞があるのですが、やっぱり警戒心がすごいですw

そして、それ以上に気になるのが「リンダ」じゃないでしょうか?

このリンダというのはかの有名な山本リンダさんのことであり

この歌詞は山本リンダの代表曲「どうにもとまらない」の出だし

”うわさを信じちゃいけないよ”

と歌っていたのを思い出しているというわけです(笑)

話はそれますが、山本リンダさんといえば今でも現役バリバリで

当時の派手で色っぽい衣装を着てパフォーマンスされていますね。

たまにテレビに出てるのを観るとその色気とパワフルさに圧倒されます^^

話を戻しましょう。

この主人公はとにかく疑心暗鬼であり、何も信じられないわけです。

そんな中で信じられるものとは何か?

それこそがタイトルにもある「その手で触れてごらん」なのでしょう。

”I don’t know You don’t know No one Knows

眠れない せつない夜がいくつも続いてる

もっと近寄って 臭いかいで感じたら

真実のつぼみにそっと手を出せ

自分じゃなくなる前に その手で触れてごらん”

要は疑心暗鬼に囚われて何も信じられなくなって

被害妄想によって自分が自分でなくなってしまうかもしれない

そこを脱する為には、自分のその手で真実に触れてみなさい

そういうことだと思います。

現実においてもアレコレと考えてるだけでは

良くも悪くもそれ以上の答えは出てこないのが世の常です。

もちろん勇気を出して真実に向き合ったとしても

それが必ずしも望んだ結果にならないこともあるでしょう。

しかし、まずは疑うことをやめなければ何も始まりませんよと。

ちょっと遠回しな言い方ですが、これが実に稲葉さんらしいです。

皮肉とアドバイス、そしてシャレの効いた一曲

「その手で触れてごらん」気になった方はぜひ聴いてみて下さい!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする